鼻炎 フルナーゼ

慢性鼻炎とは

鼻の粘膜が赤く炎症を起こし腫れている状態が長く続く場合を慢性鼻炎と呼びます。
慢性単純性鼻炎は粘膜が赤く腫れた状態で、慢性肥厚性鼻炎は更に症状が長く続いた結果、
粘膜が厚くなり硬くなってしまう病気です。

 

また、慢性鼻炎はその中でも慢性単純性鼻炎と、慢性肥厚性鼻炎の2つに分けられます。
副鼻腔炎を伴うものは慢性鼻炎には含まれません。

 

慢性鼻炎の主な症状は、鼻づまりと鼻水です。
単純性鼻炎の場合、鼻づまりは片側ずつ起きるのですが、
肥厚性鼻炎の場合は両方が鼻づまりになってしまい、
においが分からなくなるほどにまで悪化してしまうこともあります。
また、鼻水もとても粘着質で、かみきれません。

 

鼻炎のレーザー治療法とその効果

今すぐに鼻水、鼻づまりを止めたいという場合、
アレグラやアレロックなどの内服薬を服用している方が多くいます。
アレロック通販で購入することができるため、常備しておく方が増えているようです。

 

また鼻炎で鼻づまりがひどくなり、投薬で効果が得られない場合は、レーザー治療という道もあります。
これはレーザー光を当てることで、過敏になった鼻の粘膜の感受性を低くするものです。
入院が必要なものもあるようですが、簡単なものだと日帰りで1時間もあれば手術を受けることができます。

 

具体的には麻酔を施した後、レーザー光を直接鼻内部へ照射します。
少し痛みを感じる人もいるかもしれませんが、麻酔を追加するほどではないようです。
もちろん出血もありません。
くしゃみや鼻水には投薬と並行した治療が必要なことが多いようですが、
鼻づまりには効果が高いことが多いと言われています。

 

治療後2、3日は、鼻水や鼻づまりの症状がある場合がありますが、
次第に手術部が落ち着き効果が出てきます。

鼻炎に効くツボと方法その効果

そもそも人間の体には2000以上ものツボがあると言われています。
ツボは、命のエネルギーである「気」の流れが滞るポイントです。
このポイントを外部から刺激してあげることで気が流れ、体の調子が良くなるというわけです。
では、鼻炎に効くツボはどこなのでしょうか?

 

これにはいくつかのツボがあります。
まずは鼻通(びつう)。
これは小鼻の上の部分を指します。
人差し指で鼻通を押し揉んでみましょう。
だいたい1分くらい続けてみて下さい。
そうすると、鼻通を刺激してあげることで、鼻の中の血行が良くなり、徐々に鼻水が出にくくなります。

 

また、迎香(げいこう)というツボも鼻水や鼻づまりに効果があります。
小鼻(鼻柱の左右のふくらみ)の脇鼻を、左右5回ほど両脇から挟むようにゆっくり押しましょう。

 

鼻づまりは鼻呼吸ができないため、いびきの原因にもなります。
ひどくなると、無呼吸症候群になってしまいます。
いびき防止サプリなどを服用することで、危険な無呼吸症候群の改善をはかることができるでしょう。

鼻うがいとは?その方法

鼻炎には鼻うがいが効くそうです。
確かに効きそうな名前ですよね。
まずは約200mlのぬるま湯を用意しましょう。
その中に塩を2g入れて溶かして下さい。
この塩水でうがいをしていきます。

 

この塩水を左右どちらかの鼻の穴から吸い込んで口から出して下さい。
これを左右両方、数回繰り返し行うことで、鼻水の粘液を取り除くことができます。
この粘液がなくなってすっきりするまで鼻うがいを続けてみましょう。

 

症状がずいぶん軽くなると思います。
この鼻うがい、慣れるまでは鼻の奥がツーンとしたり誤って塩水を飲んでしまうことがあります。
しかし、何度も試してみて下さい、そのうち慣れてできるようになってくるでしょう。
花粉症の薬を飲む前に、鼻うがいで症状を和らげてみましょう。

血管収縮成分配合の点鼻薬の効き目

血管収縮成分が含まれている点鼻薬を使うと鼻粘膜の腫れが治まり鼻の通りがよくなってスッキリします。
これは、血管収縮剤(交感神経刺激薬)が血管の壁を通る自律神経を刺激して、
血管を収縮させるためです。
初めての使用ならば、かなりの即効性が期待できるでしょう。

 

しかし、薬の成分が鼻の粘膜の血管を一時的に収縮させているので、
数時間経つと鼻粘膜は元の状態に戻ってしまい、またもや鼻づまり状態になる場合があります。
そして、また使用する→スッキリ→詰まる・・・これの繰り返しにより
だんだん作用しにくくなり、副作用でかえって鼻詰まりがひどくなることもあります。
依存症にはならないように、使いすぎには要注意です。

 

塩酸トラマジリン・硝酸ナファゾリン・硝酸テトラヒドラゾリン・塩酸オキシメタゾンには
この血管収縮成分が含まれているので、点鼻薬を購入するときには確認しましょう。